NYダウ 12,763 (+47)
ナスダック 2,873 (+1)
為替 81円10銭/ドル
CME 9,935
(大証比+65)
原油(WTI) 113.93 (+1.07)
『先週末の米国市場はNYダウ、ナスダックそろって続伸。企業業績が相場を後押し。』
先日のFOMC(=バーナンキFRB議長の記者会見)で、今後も超低金利政策が維持されるとの見方が強まったことに加え、好調な企業決算を背景に買いが先行した。
日本時間28日夜に発表された米国の1−3月期GDP(速報値)は、前期比(年率換算)で+1.8%と、市場予想(同
+2.0%)を下回ったが、相場への影響は限られている。
大型優良銘柄は総じて小高く、石油・産金株が買われ、保険、コンピュータ・半導体関連も確り。一方、バイオ、通信や輸送の一角が小安い。
シカゴで取引されている日経平均先物(6月物)は9,935円と先週末の大証より65円高く、ADR(米国上場の日本株)も総じて高く終わっている。
為替は1ドル=81円台前半、1ユーロ=120円台前半と、いずれも円高気味に推移している。
週明けの東京は小確り(=小幅続伸)が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り1220万株、買いが1880万株で、660株の買い越しとなっている。)
日本が休場の間に海外市場は堅調に推移し、国内でも特に悪材料は出ていないことから、朝方はCME清算値(9,935円)を意識しつつ先物などに買いが集まると思われる。
個別では、海外商品相場の上昇を追い風に市況関連(鉄鋼・非鉄・商社)への買い戻しや見直し買いが想定されるほか、折からの「省エネ関連(LED関連
他)」への攻勢も続くと見られる。
本日は大型連休の谷間にあたり、積極な上値追いは期待しづらいが、好調な海外市場を背景に、まずまず値保ちは良いと想定される。
指数の日足は日経・TOPIXそろってブルーのすだれで目先上向いており、右欄の6色分布図や増田レシオも増加に転じたのはプラス材料。
ただ、今週は大型連休中であることを考慮し、ここは個別材料株への短期売買にとどめる場面と判断される。