NYダウ 12,684 (+46)
ナスダック 2,843 (+16)
為替 80円25銭/ドル
CME 9,785
(大証比−25)
原油(WTI) 102.55 (+5.37)
『週明けの米国市場はNYダウ、ナスダックともに続伸して引けた。』
ギリシャ問題(=同国債への格下げ)の影響からもたつく場面もあったが、米主要企業の業績好調や商品相場の上昇を追い風に底堅く推移した。
大型優良株は高安まちまちで、石油・産金株が高く、バイオ、保険、通信も確り。一方、半導体関連や大手金融の一角が安い。
シカゴで取引されている日経平均先物(6月物)は9,785円と昨日の大証より25円安く、ADR(米国上場の日本株)も全般に弱い。
為替は、1ドル=80円台前半、1ユーロ=115円台前半へといずれも円高気味に推移している。
東京は引き続き揉み合う展開が想定される。(寄り前の外国人動向は、売り1230万株、買いが1480万株で、250万株の買い越しに転じている。)
米株続伸・海外商品高に対し、CME・ADR安・若干の円高と、今朝はプラス材料・マイナス材料が混在していることから、朝方は昨日の終値近辺で始まり、その後も揉み合いが続くと想定される。
欧州情勢が目先不安定な上に、今週は企業決算のピークを迎えることから、市場参加者は総じて動きを取りづらく、全般に動意に乏しい値動きが予想される。
個別では、市況関連(鉱業・石油・商社・非鉄)への見直し買いが想定されるほか、好決算銘柄や一部の「代替関連」が引き続き物色されると思われる。
一方、ここまで堅調に戻していた225銘柄の一角や輸出関連株などに短期筋の手仕舞いが出て、指数の重石になると考えられる。
指数の日足は中段で戻しつつも、3日足ははらんで先読みブルーと目先弱く、上欄の6色分布図も「下降の終焉(白・F)」を中心とした戻りにとどまっていることから、慎重姿勢維持の場面と考えられる。