NYダウ 12,130 (+62)
ナスダック 2,781 (+44)
為替 81円65銭/ドル
CME 10,550
(大証比+40)
原油(WTI) 97.88 (+0.6)
『先週末の米国株式は上昇。NYダウは4日ぶり反発、ナスダックは2日続伸。』
原油価格の値上がりペースが幾分落ち着いたことや、米消費者信頼感指数(ミシガン大学)も3年ぶりの高い水準となったことなどを好感して、終日堅調に推移した。
大型優良株は全般高く、米国防総省から大型契約を受注したボーイングが相場を牽引したほか、半導体関連や銀行、自動車などを中心に幅広く買いが集まった。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は10,550円で、先週末の大証より40円高となっているが、ADR(米国上場の日本株)は高安まちまちとなっている。
為替は、中東の政情不安を背景に、「安全資産」といわれる米国債が買われ(米長期金利は低下)、日米の金利差が縮小するとの見方からドル売り・円買いの流れとなっている(1ドル=81円台半ば)。
週明けの東京は、下げ一服で小戻しが想定される。(寄り前の外国人動向は、売り1340万株、買いが1900万株で、560万株の買い越しに転じている。)
米国株やCMEは小高く、寄り付きは先物主導でひとまず買い戻し優勢のスタートが予想される。
寄り前発表の発表の1月鉱工業生産は高い伸びが見込まれており(予想は前月比+4.1%)、投資家心理の改善に寄与する可能性もある。
ただ、円高への懸念から主力の輸出関連は手掛けにくく、月末のお化粧買いも期待しづらいことから、買い戻し一巡後は上値の重たい展開となりそう。
指数の日足は、3日足や先読みはブルーで上値の重さを示し、日経はTOPIXに先んじて「上昇の崩れC(赤)」となったが、3日影足は「はらみ」、目先下げ止まりの可能性となっている。
一方、右欄6色分布図や増田レシオでは相変わらず、市場のセンチメントに改善が見られないことから、ここは慎重に「押し目買い」ポイントを模索する場面と判断する。