NYダウ 11,891 (+68)
ナスダック 2,700 (+14)
為替 82円10銭/ドル
CME 10,250
(大証比+20)
原油(WTI) 92.19 (+2.85)
『週明けの米国株式はNYダウ、ナスダックともに反発して引けた。』
エジプト情勢の緊張が続くなか、この日の米経済指標(個人消費支出
他)が市場予想を上回ったことや、石油大手・エクソンからの好決算を手掛かりに、ひとまず買い戻しが入った。
大型優良株は全般に高く、石油、バイオ、コンピュータ、輸送や金融が値上がりの上位を占めている。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は10,250円と昨日の大証より20円高く、ADR(米国上場の日本株)も全般に高い。
為替は1ドル=82円台前半(ほぼ変わらず)、1ユーロ=112円台半ば(やや円安)で推移している。
東京は小戻しの展開が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り1170万株、買いが1810万株で、640万株の買い越しに転じている。)
米国市場やCME・ADRは目先下げ止まり、商品相場の上昇、為替相場の落ち着きなど、今朝の相場環境は持ち直していることから、朝方は全般に小高く始まると思われる。
特に海外商品高(石油・非鉄)を背景に、市況関連(鉱業・商社・非鉄)への見直し買いが見込まれるほか、輸出関連の一角にもいったん買い戻しが入ると想定される。
また、企業決算も連日たけなわで、内容に応じた選別物色が続くと考えられる。
一方、北アフリカ情勢(エジプトほか)の混迷や中国・旧正月(2/2から1週間休場)を控えていることもあり、本格的な切り返しまでは期待しづらいか。
指数の日足を見ても、日経平均・TOPIXともに上昇トレンドのなかで3日足・先読みブルーと足元弱く、右欄の6色分布図や増田レシオも調整気味に推移していることから、ここは様子見の一日と判断される。