NYダウ 12,288 (+61)
ナスダック 2,825 (+21)
為替 83円75銭/ドル
CME 10,865
(大証比+65)
原油(WTI) 84.99 (+0.67)
『米国株式は反発。ナスダックは3年3ヶ月ぶりの高値に。』
米経済指標(=住宅着工件数)の結果が予想よりも大幅に良かったことや、引き続き好調な企業決算結果を好感して買い優勢の展開だった。
FRB(連邦準備理事会)が2011年の経済成長見通しを上方修正したことも市場心理を後押しした。
大型優良株は全般高く、金融、運輸、石油資源関連などが強かった反面、通信サービスの一角がやや軟調だった。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は10,865円で、きのうの大証より65円高く、ADR(米国上場の日本株)も全般小高いものが多い。
為替は、1ドル=83円台半ば、1ユーロ=113円台半ばで落ち着いた推移となっている。
東京は、上値を試す展開(=続伸)が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り1780万株、買いが2120万株で、340万株の買い越しになっている。)
米国株やCME・ADRは揃って高く、今朝の相場環境は総じて良いことから、寄り付きは先物や主力株を中心に買い優勢のスタートが想定される。
外資証券のなかに、新興市場株への投資配分比率を引き下げ、インフレの懸念のない日本株比率を高める動きも出てきている。
昨日急騰した消費者金融や出来高を伴って上げたメガバンクなど金融関連の動きが注目され、また、電機・自動車(輸出関連)や石油・鉱業・商社(資源関連)などが相場を牽引すると思われる。
なお、3月末の権利・配当狙いの買いが徐々に出始める時期になってきたため、高配当銘柄や好業績で増配期待の高い個別銘柄にも関心を払いたい。
指数の日足は、オールピンク・先読みもピンクと上昇エネルギーは継続しており、右欄6色分布図や増田レシオでも市場のセンチメントは良好であることから、引き続き「押し目買い」スタンス維持で良いと考える。