NYダウ 12,273 (+44)
ナスダック 2,809 (+19)
為替 83円45銭/ドル
CME 10,705
(大証比+85)
原油(WTI) 85.58 (−1.15)
『先週末の米国株式は上昇。NYダウは2年8ヶ月ぶりの高値。』
エジプトのムバラク大統領が辞任を発表し、中東情勢不安が後退したことに加え、米消費関連指標が予想以上に改善していたため、景気回復期待が強まり買い優勢に転じた。
大型優良株は全般小高く、工業、運輸、銀行などが買われる一方、原油価格安の影響で石油資源関連がやや軟調だった。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は10,705円で、先週末の大証より85円高く、ADR(米国上場の日本株)も全般高いものが多い。
為替は、1ドル=83円台半ば、1ユーロ=113円台前半と円安気味に動いている。
週明けの東京は、上値を試す展開(=反発)が想定される。(寄り前の外国人動向は、売り1650万株、買いが1550万株で、100万株の売り越しになっている。)
米国株やCME・ADRは揃って高く、為替も円安と連休中の海外市況は総じて良かったことから、寄り付きは先物や主力株を中心に買い先行のスタートが予想される。
寄り前発表の10−12月期GDP速報値(予想:前期比年率−2.00%)は5四半期ぶりのマイナスに転じる見通しだが、新興国経済や米景気の持ち直しで輸出・生産は改善傾向との見方もあり売り材料にはならないと思われる。
円安で輸出関連のほか、米金融株高を受けて金融関連など主力株に買いが見込まれるほか、先週末に好決算発表を発表した個別銘柄に買いが集まると思われる。
日経の日足は、オールピンクも先読みはブルーでやや上値の重さを示しているが、35円高以上で引ければ先読みに反してオールピンク継続となる。
また、右欄6色分布図や増田レシオも、足踏み状態となっているが、上昇波動の銘柄はおよそ7割近くあり、市場のセンチメントは良好であることから、引き続き「押し目買い」スタンスで臨む場面と判断する。
※大証は新しいデリバティブシステム「J−GATE」を本日より稼働します。
先物・オプション取引は昼休みを廃止。
またミニ日経225先物に4月限・5月限・7月限が新たに上場されます。
※これに伴い弊社ソフトで225先物の分足をご覧いただく場合、右上の「デイトレ」ボタンを押してご利用ください。