NYダウ 11,822 (−2)
ナスダック 2,704 (−21)
為替 83円/ドル
CME 10,480 (大証比+40)
原油(WTI) 88.60 (−2.00)
『米国株式はNYダウ、ナスダックそろって続落。好材料・悪材料が入り混じる展開。』
この日に出た中国・経済指標が強い内容となったことを受けて、同国は金融引き締め策を強化するとの観測が広がり、資源・エネルギー関連株を中心に売り優勢の展開となった。
ただ、米住宅動向に関する指標が良好だったことから、一方的に売り込む流れにはならなかった。
大型優良株は総じて小安く、石油・産金株や通信、銀行、コンピュータ・半導体関連、輸送が下げている。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は10,480円と昨日の大証より40円高く、ADR(米国上場の日本株)は小高いものが目立つ。
為替は、1ドル=83円近辺、1ユーロ=111円台後半へと、いずれも円安気味に振れている。
週末の東京は揉み合う展開が想定される。(寄り前の外国人動向は、売り2110万株、買いが1450万株で、660万株の売り越しに転じている。)
米株続落、海外商品安に対し、CME・ADR高、円高一服と、今朝はプラス材料・マイナス材料が混在していることから、朝方は昨日の終値近辺で始まると思われる。
最近、上げの目立った資源・エネルギー(市況関連)に手仕舞いが見込まれる一方、輸出関連の一角に買い戻す動きも想定され、指数的には揉み合い商状が続くと見られる。
また、ここ米株市場に上昇一服感が出始めていることに加え、週末の接近、さらに内外主要企業決算への見極めムードも一層強まり、出来高・売買代金もやや低調か。