『小幅続伸。朝方は小安い展開も、後場早々から小確りで推移。』
日経平均は12円高の10,541円で引けた。
今朝の米株市場やCME・ADRは高安まちまちに終わり、為替相場も円高ユーロ安気味に振れた影響で、朝方は全般に小安く始まった。
ここ戻りの目立った市況関連や精密の一角に利食いが出る一方、自動車や大手金融株は意外に確りで、前場は小安い水準での揉み合いが続いた。
その後、上海市場が堅調に推移したことから、後場に入ると先物主導で切り返し、そのままプラス圏を維持した。
今晩の米雇用統計(12月)や明日からの三連休を控えている割に、全般に底堅さが感じられた。
自動車セクターやその関連業種としてゴムが高く、海運、保険や食品も買われ、値上がり銘柄数は701。
一方、鉱業・商社が安く、倉庫・小売り・情報通信といった内需系業種もさえず、値下がり数は775と、値上がり数を上回った。
引けにかけて利食いに押される場面もあったが、大引けでは再びプラスに戻して今年第1週目の取引を終えた。
出来高は22億8000万株、売買代金は1兆4000億円と結構出来ている。
日経平均・TOPIXの週足は先読みに反してオールピンク、来週の先読みもピンクと基調は強い。
また、右欄の6色分布図(週足)を見ても、両指数ともに「上昇3波動」の数や増田レシオはおおむね増えており、週足から見た市場センチメントは回復傾向を維持している。来週も底堅い動き(戻り)が期待できるか。