『大幅反発で一時10,400円台乗せ。卯年相場は好スタート。』
大発会の日経平均は170円高の10,398円で引けた。
年末年始の間に海外市場が堅調に推移し、円高の流れも一服していたことを好感して、朝方は全般に買い優勢で始まった。
海外商品市況の上昇から市況関連が買われ、大手金融株や主要輸出関連株も切り返すものが多く、前場は終始右肩上がりで戻りを試した。
昼間のバスケット取引は約70億円成立と少額ながら買い決め優勢と伝わり、更に中国株市場の上昇もあって、後場は一段高で始まり、10,400円台を回復した。
その後も戻り売りをこなしつつ、大引けまで高値圏で揉み合った。
鉱業・商社の上げが目立ち、その他金融・メガバンク・証券や精密も高く、値上がり銘柄数は1484と全面高の様相で、32業種がプラス。
一方、最近上昇の目立った銘柄などに利食いが出て、値下がり数は114。
出来高は16億4000万株、売買代金は1兆1000億円と大幅に増えている。
日経平均・TOPIXの日足を見ると、3日足は先読みに反してピンクに変わり(オールピンク)、明日の先読みもピンクと、再び上値慕いの流れに変わってた。
また、右欄の6色分布図においても、両指数ともに「上昇3波動」の数や増田レシオは増えている。
ここ押し目買いの流れから市場センチメントは再び上向いており、新春相場は幸先の良いスタートを切った。