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増田足 チャート分析ソフト【 2010-8-30 増田足 概要朝刊】 NYダウ 10,150 (+165) ナスダック 2,153 (+35) 為替 85円35銭/ドル CME 9,080 (大証比+110) 原油(WTI) 75.17 (+1.81) 『先週末の米国株式は大幅反発。NYダウは1万ドルの大台を回復。』 朝方発表の、米4−6月期GDP改定値の下方修正幅が予想よりも良かったことから、買い優勢のスタートとなった。 さらに、バーナンキFRB議長が「必要に応じて追加金融緩和を実施する」と発言したことも好感され、終日堅調に推移した。 景気に対する過度の警戒感が後退し、大型優良株はほぼ全面高で、とりわけ、素材や資源エネルギー、金融など景気敏感株が強かった。 シカゴで取引されている日経平均先物(9月物)は9,080円と、先週末の大証より80円高く、ADR(米国上場の日本株)も概ね堅調に推移している。 為替は、1ドル=85円台前半、1ユーロ=108円台後半と、バーナンキ発言をきっかけにドルが買い戻され、円安気味に動いている。 週明けの東京は、ひとまず戻りを試す相場展開(=続伸)が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り950万株、買いが1150万株で、200万株の買い越しに転じている。) 米国株やCME・ADRはいずれも高く、加えて為替も円安傾向と、今朝の相場環境は総じて良いことから、寄り付きは先物や主力株を中心に買い優勢のスタートが想定される。 輸出関連や市況関連、さらに金融関連など幅広い銘柄に買い戻しや見直し買いが見込まれる。 本日、日銀は臨時の金融政策決定会合を開き、円高・株安に伴う景気の下振れを回避するため、追加の金融緩和策(固定金利オペを20兆→30兆円に増額など)を決めると見られる。 さらに明日、政府は経済対策の基本的方針を発表予定で、政府・日銀の連携期待から、全体相場は比較的底堅く推移すると思われる。 ただ、実施する対策内容は概ね報道済みで、ポジティブサプライズにはならないとの見方もあり、為替の動向に引き続き注意が必要となりそう。 指数の日足は、両指数揃って下げトレンドの中、先読みはピンクと「目先下げ止まり」を示しており、右欄6色分布図や増田レシオでも、わずかながら改善傾向が表れているため、売り方は「買戻し」、買い方は「打診買い」のタイミングと判断する。
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