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増田足 チャート分析ソフト【 2010-8-24 増田足 概要夕刊】 『3日続落で9,000円の大台割れ。政府・日銀は依然動かず。』 日経平均は121円安の8,995円で引けた。 週明けの米国株安、CME・ADR安、一段の円高進行を受け、寄り直後に9,000円をあっさりと下回った(2009年5月以来)。 市況関連や輸出関連、金融セクターなど幅広い業種に手仕舞いが広がった。 売り一巡後は、大台割れによる値頃感から買い戻しが入ったものの、戻りの勢いは弱く、前場は9,000円台を維持するのが精一杯だった。 その後に始まったアジア市場がまずまず確りだったことから、後場寄りは下げ幅を縮めたものの、当局の無為無策もあって早々と失速し、先物主導で一気に値を崩した。 鉱業・非鉄や電機・精密、その他金融など満遍なく売られ、値下がり銘柄数は1057で、30業種がマイナス。 一方、薬品・電力ガスが小高く、値上がり数は468であった。 後場中頃以降は9,000円を挟んだ揉み合いに終始して、終値ベースで大台割れとなった。 出来高は15億1000万株、売買代金は1兆円と夏枯れ状態が続いている。 指数の日足は日経平均・TOPIXともにオールブルー・先読みブルーと下値慕いにあり、右欄の6色分布図も悪化の度合いを強めている。 今夕行われた野田財務大臣の会見は「為替動向に重大な関心を持ち、極めて注意深く見守る。」との内容にとどまっており、引き続き調整色の濃い展開が想定される。
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