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増田足 チャート分析ソフト【 2010-6-23 増田足 概要夕刊】 『高安まちまち。日経平均は小幅反発もTOPIXは小幅に続落した。』 日経平均は5円高の9,928円で引けた。(TOPIXは1ポイント安の879ポイント) FOMC(米連邦公開市場委員会)は、米景気の先行きに慎重な判断を示すとともに、ゼロ金利政策の継続を決めたため、1ドル=89円台後半へと円高が進み、これを嫌気して寄り付きは、やや売り優勢で始まった。 ただ、昨日・一昨日と大幅安していた反動や値頃感から、その後は売り方の買戻しや自律反発狙いの買いも入り、下げ幅を縮小。前引けにかけプラスに転じた。 円高で輸出関連は総じて安かったものの、債券市場で長期金利が大きく低下したため、資金調達コスト低下への期待から電力や不動産などが買われ、相場を下支えした。 中国・上海株をはじめアジア株が総じて高く推移していたため、買い安心感から、後場寄りは前場のザラ場高値を上抜けして始まった。 その後、公的年金の買い観測も市場心理を後押しし、後場中頃に10,000円の大台を回復させる場面もあった。 不動産やその他金融など金利低下メリット株が高く、また医薬品・水産・陸運など内需関連が総じて確りで、値上がりは711銘柄だった。 一方、自動車・ゴム(タイヤ)や電機など輸出関連や、ガラス、銀行、その他製品などが安く、値下がりは791銘柄で値上がり銘柄数を上回った。 引けにかけては、今晩の米経済指標(5月耐久財受注・新規失業保険申請件数)を見極めたいとの思惑から、短期筋の手仕舞い売りが急速に広がり、きのうの終値付近まで押し戻された。 出来高は15億1000万株、売買代金は1兆円と、相変わらず薄商いが続いている。 指数の日足は、両指数そろってオールブルー先読みもブルーと冴えないが、トレンドを示す25日足が明日ピンクに転換する公算が高まってきた。
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