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増田足 チャート分析ソフト【 2010-6-1 増田足 概要夕刊】 『5日ぶりに小幅反落。薄商いのなか、円高や政局を懸念。』 日経平均は57円安の9,711円で引けた。 米国市場は祝日のため休場、為替はドルやユーロに対して円高気味に動いていたため、寄り付きは売りやや優勢のスタートとなった。 寄り付き直後、先物に大量の誤発注(ドイツ証券)が発生した影響や、鳩山首相への退陣論が広がっていることも買い手控えムードにつながり、下げ幅を広げていった。 円高で輸出関連に手仕舞い売りが見られたほか、10時発表の中国PMI(製造業購買担当者景気指数)が低下したことを受け、中国関連などに売り圧力が強まった。 昼間のバスケット取引きは、やや買い決め優勢と伝わり(約183億円成立)、後場寄りは多少下げ渋っての始まりとなった。 ただ、欧州の財政問題をはじめ、世界景気に不透明要因が多いため、戻りは限定的で、その後は9,700円を挟んで小幅のレンジで膠着感を強めた。 個別では、海運・鉱業・非鉄・石油(市況関連)や、円高による採算悪化懸念から自動車・電機・精密(輸出関連)などが指数を押し下げ、値下がりは820銘柄。 一方、電気・ガス、水産、倉庫(内需関連)や、銀行・証券・保険(金融関連)が指数を支え、また仕手系材料株や、子供手当て実施に伴う「教育関連銘柄」が人気で、値上がりは701銘柄だった。 引けにかけては、連休明け(今晩)の米国株の動向を見極めたいとする空気が支配的で、目立った動きもなく6月初日の大引けを迎えた。 出来高は16億3000万株、売買代金は1兆1000億円と、昨日に比べ更に減少。 指数の日足は、トレンド下降の中、3日足ピンクは保ったが、先読みはTOPIXがピンクに対して、日経はブルーと分かれた。
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