NYダウ 11,428 (+18)
ナスダック 2,624 (−12)
為替 83円45銭/ドル
CME 10,275
(大証比−5)
原油(WTI) 88.61 (+0.82)
『週明けの米国市場は高安まちまち。中国利上げ見送りを好感も、一部利食いが嵩む。』
先週末、中国での利上げが見送られたことやこの日の商品高が好感される一方、ハイテクの一角などに利食いが嵩み、まだら模様の相場つきとなった。
また、今晩、FOMC(米公開市場委員会)を控えていることも投資家を慎重にさせた。
大型優良株は高安まちまちで、通信、バイオ、銀行、輸送や半導体関連が安く、一方、石油・産金株が高い。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は10,275と昨日の大証より5円安く、ADR(米国上場の日本株)は小安いものが目立つ。
為替は1ドル=83円台半ば(多少円高)、1ユーロ=111円台後半(円安気味)で推移している。
東京は揉み合いの展開が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り1080万株、買いが2120万株で、1040万株の大幅買い越しなっている。)
米国市場は高安まちまちで、CME・ADRも総じて小安く、加えてドル安円高と、今朝の相場環境はあまり良くないことから、朝方は小安い水準で始まると予想される。
ここ高値圏にあることや、大型イベント(今晩の米FOMC、明日の日銀短観)を控え、主力の輸出関連銘柄にひとまず利食う動きが出て、指数の重石になると見られる。
一方、昨日来、市況関連の一角が強含んでいることや、今朝の海外商品相場の上昇もあり、非鉄・商社や鉱業に資金流入が見込まれ、相場全体としては揉み合い気味の相場つきが想定される。
指数の日足は日経平均・TOPIXともにオールピンク・先読みピンクと強く、6色分布図や増田レシオも上向き基調にあることから、ここは出遅れ株を中心に「押し目買い」スタンス継続と判断される。