増田足 チャート分析【 2009-8-21 増田足 概要朝刊】
*シンガポールで取引されている日経平均先物は、8時45分現在、10,380円近辺で取引されている。
NYダウ 9,350 (+71)
ナスダック 1,989 (+20)
為替 94円20銭/ドル
CME 10,425 (大証比+65)
原油(WTI)
72.54 (+0.12)
『米国株式はNYダウ・ナスダックそろって続伸して引けた。』
この日の中国株の急伸や、米経済指標(フィラデルフィア連銀景気指数)の好調を受けて、買いが先行した。
また、米保険大手で現在再建中のAIG社が、公的資金の返済を表明したことも、市場心理を明るくした模様。
大型優良株は全般に小高く、通信をはじめ資源・エネルギー、輸送、金融、コンピュータ・半導体関連など満遍なく上昇している。
シカゴで取引されている日経平均先物(9月物)は、10,425円ときのうの大証より65円高く、ADR(米国上場の日本株)も全般に小高く終わっている。
為替は、1ドル=94円台前半で推移している(一時93円台)。
週末の東京は小確りの展開が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り1580万株、買いが3390万株で、1810万株の大幅買い越しに転じている。)
米国株やCME・ADRの堅調を受けて、朝方は先物や主力株(225銘柄)主導を中心に買いが先行すると思われる。
個別では、米金融株高を受けて、金融セクターや不動産・保険に買い戻しが見込まれるほか、週前半に下げた輸出株の一角にも見直し買いが考えられる。
また、新型インフルエンザ問題が予想以上に深刻化していることから、関連銘柄への物色も続くと見られる。
後場以降は、週末のポジション調整で多少伸び悩むと思われるが、ここ円高一服や外国人投資家の買い姿勢を背景に、全般に底堅い動きが続くか。
指数の日足は、日経平均・TOPIXともにオールピンクと持ち直しているものの、上欄の6色分布図(市場のセンチメント)は依然調整含みにあることから、ここは手を広げず、様子を見る場面と考えられる。
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