増田足 チャート分析 【 2009-07-07 】
*シンガポールで取引されている日経平均先物は、8時45分現在、9,710円近辺で取引されている。
NYダウ 8,324 (+44) ナスダック 1,787 (−9) 為替 95円35銭/ドル CME
9,755 (大証比−55) 原油(WTI) 64.05 (−2.68)
『三連休明けの米国市場はNYダウが小反発し、ナスダックは小幅に続落して引けた。』
特に決め手となる材料はなかったが、先週末の急落への反動や、この日の経済指標の改善を受けて(6月
ISM非製造業景況指数)、一部買い戻す動きが見られた。
大型優良株は高安まちまちで、ここ景況感の悪化から市況関連(資源・エネルギー株)が売られ、コンピュータ・半導体関連もさえない。一方、ディフェンシブ銘柄(薬品・食品)に買いが集まった。
シカゴで取引されている日経平均先物(9月物)は、9,755円ときのうの大証より55円高く、ADR(米国上場の日本株)は総じて小安い。
為替は、1ドル=95円台前半へと円高に振れており、一時、94円台をつける場面もあった。
東京は揉み合い・調整の相場つきが予想される。(寄り前の外国人動向は、売り2270万株、買いが1890万株で、380万株の売り越しに転じている。)
NYダウは小戻ししたものの、円高・原油安と今朝はプラス材料・マイナス材料が入り混じっていることから、朝方はきのうの終値付近で始まると思われる。
また、先日の米雇用統計の悪化を機とした世界的な景況感の悪化や、3月中旬から続いてきた大幅な戻りの一服感もあり、買い方の勢いは鈍く、全般に調整色の濃い展開が想定される。
個別では、市況関連(鉱業・非鉄・海運・商社)に引き続き手仕舞いが見込まれるほか、電機・精密・自動車も円高の影響でさえないと思われる。
一方、買いの対象は、個人・ディーラーによる低位材料株や仕手系銘柄への短期売買が中心か。
指数の日足は、上昇トレンドの中で3日足ブルー・先読みブルーと目先調整含みで、上欄の6色分布図を見ても、利食いによる個別株の波動の崩れが顕著となっていることから、ここは利食えるものは利食い、買いは見送る場面と判断される。
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