増田足 チャート分析【 2009-12-22 増田足 概要朝刊】
*シンガポールで取引されている日経平均先物は、8時45分現在、10,250円近辺で取引されている。
NYダウ 10,414 (+85) ナスダック 2,237 (+26) 為替 91円20銭/ドル
CME 10,265(大証比+75) 原油(WTI) 72.47 (−0.89)
『週明けの米国市場はNYダウ・ナスダックともに続伸。ナスダックは年初来高値を更新。』
半導体大手「インテル」への投資判断の引き上げや、アルミ大手「アルコア」によるサウジアラビア企業との合弁企業設立など、この日は個別企業に関する好材料が相次いで出たことから、買いが先行した。
大型優良株は総じて高く、コンピュータ・半導体の上げが目立ち、通信、バイオも堅調。一方、産金株や保険が小安い。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は、10,265円ときのうの大証より75円高く、ADR(米国上場の日本株)はほぼ全面高となっている。
為替相場は、1ドル=91円台前半へと引き続きドル高円安に振れている。
東京は、利食いをこなしつつ小確りの展開(小幅続伸)が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り1290万株、買いが1260万株で、30万株の小幅売り越しとなっている。)
米国株高・CME・ADR高・円安と、今朝は好条件が揃っていることから、朝方は全般に買い優勢で始まると思われる。
特に、ここドル高の流れを受けて輸出関連株に見直し買いが入ると見られ、中でも値がさハイテク株や電子部材関連の動きが注目される。
また、今朝の商品相場で原油・貴金属は下げているものの、アルミやニッケルは大きく上昇しており、市況関連も比較的底堅いと見られる。
加えて、個人投資家を中心とした新興系企業への物色も賑わいを見せており、年内一杯、この動くは続くと見られる。
指数の日足は、中段でおおむね底堅い動きを示しており、増田レシオも依然改善傾向にあることから、ここは年末高に期待しながら個別選別で臨む場面と判断される
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