増田足 チャート分析【 2009-12-21 増田足 概要朝刊】
*シンガポールで取引されている日経平均先物は、8時45分現在、10,155円近辺で取引されている。
NYダウ 10,328 (+20) ナスダック 2,211 (+31) 為替 90円40銭/ドル
CME 10,115(大証比−25) 原油(WTI) 73.36 (+0.71)
『先週末の米国株式は4日ぶりに反発。ハイテクセクターが指数を主導。』
米国株式は前日まで3日続落していたことから、値頃感を背景にした買いが優勢となった。
一部ハイテク企業の好決算や、この日は米株先物・オプションの取引最終日で、思惑に絡んだ売買が相場を押し上げた。
大型優良株は総じて小高く、通信・コンピュータ・半導体の上げが指数を牽引したほか、金融関連なども強かった一方、石油関連の一角が弱かった。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は、10,115円で先週末の大証より25円安く、ADR(米国上場の日本株)は高安まちまちだった。
為替は、1ドル=90円台半ばへと、円安方向に動いている。
週明けの東京は揉み合い相場が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り1390万株、買いが1300万株で、90万株の小幅売り越しとなっている。)
CMEは小幅に安く返ってきたが、米国株高や円安を背景に、寄り付きは先週末の終値付近で落ち着いたスタートが予想される。
米ハイテク株高や円安を背景に主力の輸出関連(自動車・電機・精密)のほか、最近動きの目立つネット関連が強いと思われる。
一方、大型増資を行った三菱UFJは明日受渡日を迎え、銀行株の上値は重そうで、内需ディフェンシブ関連も動意に乏しいか。
また、3週連続で買い越していた外国人投資家がクリスマス休暇入りとなり、国内でも明後日の祝日をはさみ市場参加者の減少が予想されるため、全般的に膠着感の強い展開となりそう。
指数の日足は、トレンドを示す25日は足ピンク、3日足もピンクだが先読みはブルーと目先上値の重たい形になった。
6色分布図(市場のセンチメント)は、僅かながらも波動の改善が進んでおり、ここは弱気に傾く場面ではないが、本格的な上昇相場にはやや日柄不足のため、個別株の選別物色を心がけたい。
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