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株式ニュース 株ネタ 朝刊 11月02日
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増田足 チャート分析【 2009-11-02 増田足 概要朝刊】
*シンガポールで取引されている日経平均先物は、8時45分現在、9,715円近辺で取引されている。
NYダウ 9,712 (−250) ナスダック 2,045 (−52) 為替 90円10銭/ドル
CME 9,715 (大証比−295) 原油(WTI) 77.0 (−2.87)
『先週末の米国株式は大幅反落。景気回復への期待が後退。』
前日の大幅高による反動や、米消費者の動向を示す指標(10月ミシガン大学消費者信頼感指数)の結果が9月に比べ悪化したことなどを嫌気して、売り優勢の展開となった。
大型優良株は全般大幅に安く、原油をはじめ商品市況安を受け資源関連が安かったほか、金融関連や半導体、運輸、工業なども大幅に値を下げた。
シカゴで取引されている日経平均先物(12月物)は、9,715円と先週末の大証より295円安く、ADR(米国上場の日本株)も全面安となった。
為替は、1ドル=90円台前半から、今朝は89円台前半へとさらに円高方向に動いている。
*1日、経営難に陥っていた大手金融会社「CITグループ」が破産法適用の申請をした。
週明けの東京は調整色の濃い相場が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り1620万株、買いが1920万株で、300万株の買い越しとなっている。)
米国株、CME・ADRはいずれも安く、加えて円高と今朝の相場環境は悪いことから、寄り付きは先物や主力株を中心に売り先行のスタートが想定される。
円高を嫌気して輸出関連に手仕舞い売りが想定されるほか、商品市況安を受け資源関連は売りが出やすいと思われ、引き続き金融セクターや内需ディフェンシブセクターも重いか。
物色の矛先は、中間決算に絡んだ思惑的な個別株への売買に限られそう。
今週も明日の祝日を挟んで、トヨタを含む国内主力企業の決算発表が相次ぎ、また米国では重要経済指標の発表が数多く控えているため様子見ムードが強まると思われる。
指数の日足を見ると、トレンドを示す25日足はブルーで3日足もブルー、先読みは日経のブルーに対して、TOPIXはピンクとまちまちだが、先読みに反してブルーになる公算が高い。
上欄の6色分布図でも下降波動の銘柄が増え、市場のセンチメントは再び後退に向かい始めており、今週は調整相場が想定されることから、手仕舞えるものは手仕舞って、新規の買いは当面お休みの場面と判断する。
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