増田足 チャート分析【 2010-1-29 増田足 概要朝刊】
NYダウ 10,120 (−115) ナスダック 2,179 (−42) 為替 89円95銭/ドル CME 10,290
(大証比−130)
原油(WTI) 73.64 (−0.03)
『米国市場は大幅反落。失望の経済指標・業績見通しが重石。ナスダックの25日足もブルー。』
米大手通信機器・モトローラ社の業績見通しの悪さに加え、新規失業保険申請件数(週間ベース)・耐久財受注額(12月)といった注目の経済指標が予想を下回ったことで市場心理が弱気に傾き、売り優勢の展開になった。
大型優良株は総じてさえず、資源・エネルギー株や通信、輸送、コンピュータ・半導体関連など幅広く売られた。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は、10,290ときのうの大証より130円安く、ADR(米国上場の日本株)も総じて小高い。
為替は、1ドル=89円台後半へとやや円高に振れている。
週末の東京は調整・揉み合いの展開(=反落)が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り3490万株、買いが1830万株で、1660万株の大幅売り越し。)
米国株安、CME・ADR安、円高、商品安と、今朝は悪い条件が重なったことから、朝方は先物や主力株を中心に、一転、売り優勢で始まると思われる。
昨日買い戻された輸出関連株(自動車・電機・精密)や市況関連(海運・石油)に再び手仕舞いが嵩み、指数の足を引っ張ると見られる。
ここ地合いの悪化に加え、国内企業決算のピークを迎えることや、週末の接近、米GDP(10-12月期)待ちで買い方の動きは更に鈍ると思われ、需給環境は良くない。
物色の矛先は、好決算銘柄やディフェンシブ・セクター(電力ガス)、低位材料株の一角に限られると思われる。
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