増田足 チャート分析【 2010-1-14 増田足 概要朝刊】
*8時50分に発表された機械受注統計(11月)は前月比−11.3%となり、市場予想(同+0.2%)を大幅に下回っている。
*シンガポールで取引されている日経平均先物は、8時45分現在、10,805円近辺で取引されている。
NYダウ 10,680 (+53) ナスダック 2,307 (+25) 為替 91円45銭/ドル
CME 10,795(大証比+75) 原油(WTI) 79.65 (−1.14)
『米国株式は反発。NYダウは昨年来の高値を再び更新した。』
この後本格化する10-12月期の米主要企業決算における、業績回復への期待から、押し目買いが入り終日堅調に推移した。
ベージュブック(米地区連銀経済報告書)で、緩やかながら米景気の回復を裏付けたことも買い安心感を誘った。
大型優良株は全般高く、ヘルスケアを中心に、工業、運輸、通信のほか金融なども買われた。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は、10,795円できのうの大証より75円高く、ADR(米国上場の日本株)もほぼ全面高だった。
為替は、1ドル=91円台半ばへと、ここ急速な円高は一服し、やや円安ぎみに動いている。
東京は確り(=小反発)の相場展開が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り1060万株、買いが2050万株で、990万株の買い越しとなっている。)
米国株高やCME・ADR高に加え、円安と今朝の相場環境は総じて良いことから、寄り付きは先物や国際優良株を中心に買い優勢のスタートが予想される。
主力の輸出関連(自動車・電機・精密)に買い戻しが入りやすく、金融・不動産、情報通信なども買われるか。
一昨日、中国人民銀行が預金準備率を引き上げる(金融引き締め)と発表し、昨日は世界の株式市場を冷やしたが、今後は中国関連企業への影響を見極めたい。
日経の日足は先読みがブルーとやや上値の重い形になったが、TOPIXでは、オールピンク・先読みもピンクと目先上昇のエネルギーは継続している。
上欄6色分布図でも、TOPIXは回復基調を続けており、増田レシオでもまだ過熱を示すまでには至っていないことから、ここは売り急がず「押し目買い」に徹する場面と判断する
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