増田足 チャート分析【 2010-1-05 増田足 概要朝刊】
*シンガポールで取引されている日経平均先物は、8時45分現在、10,755円近辺で取引されている。
NYダウ 10,583 (+156) ナスダック 2,308 (+39) 為替 92円60銭/ドル
CME 10,820 (大証比+180) 原油(WTI) 81.51 (+2.15)
『米国市場は大幅に反発。NYダウ、ナスダックともに昨年来高値を更新。』
有力企業(ボーイング他)に対する投資判断の引き上げや、米製造業の動向を示す経済指標(ISM製造業景気指数)の好調を背景に、買い先行の流れが続いた。
また、商品相場の堅調から市況関連株も大きく上昇しており、指数を押し上げている。
大型優良株はほぼ全面高で、石油・産金株をはじめ金融、通信、コンピュータ・半導体関連など幅広く買われている。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は、10,820円と昨日の大証より180円高く、ADR(米国上場の日本株)もほぼ全面高となっている。
為替は、1ドル=92円台半ばへとやや円高に戻している。
東京は続伸の動きが予想される。(寄り前の外国人動向は、売り1030万株、買いが2390万株で、1360万株の大幅買い越しになっている。)
米国株高、CME・ADR高、商品高と、今朝は好条件が多いことから、朝方は先物主導で高く始まると思われる。
特に、最近の商品相場の上昇(資源高)は著しく、本日は市況関連(鉱業・石油・鉄鋼・非鉄・商社)への攻勢が強まると見られる。
また、「スマートグリッド関連」といったテーマ性物色の流れも継続するか。
このところの米国市場の高値更新をきっかけに、内外機関投資家側の「持たざるリスク」も徐々に高まってくると見られ、出来高・売買代金の増加も注目ポイント。
指数の日足を見ると、両指数ともに3日足・25日足ピンク、先読みもピンクと目先の基調は強く、上欄の6色分布図(市場センチメント)も改善が著しい。
米国株高を背景に足元の相場環境は良いことから、引き続き「押し目買い」のスタンス維持の場面と判断される。
|