NYダウ 12,066 (+8)
ナスダック 2,748 (+11)
為替 81円85銭/ドル
CME 10,510
(大証比+20)
原油(WTI) 102.23 (+2.6)
『米国株式は小反発。リビア情勢不安で下振れするも、下値では買い。』
中東・北アフリカ情勢への懸念は引き続き強いものの、前日大幅安の反動や、民間調査会社ADPによる雇用調査の内容が予想以上に良かったことから買戻しが入った。
大型優良株は高安まちまちで、半導体や石油セクターは買われた一方、金融関連や不動産などが弱かった。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は10,510円で、きのうの大証より20円高となっており、ADR(米国上場の日本株)は高安まちまちとなっている。
為替は、1ドル=81円台後半と円高基調が続いている。
東京は、下げ一服で揉み合いの相場展開が想定される。(寄り前の外国人動向は、売り1830万株、買いが1350万株で、480万株の売り越しに転じている。)
米国株やCMEは小高く、寄り付きは先物主導でひとまず買い戻し優勢のスタートが予想される。
昨日、日経平均で262円安と大幅に下落した反動からの買戻しも入りやすいと思われる。
ただ、中東・北アフリカ情勢や円高への懸念から主力の輸出関連は手掛けにくく、今朝の日経が伝えた「レアメタル」関連や、新型i-pod発売に関連した銘柄が短期的な人気を集めそう。
指数の日足は、上昇トレンドを維持しつつ、3日足や先読みはブルーで上値の重さを示し、右欄6色分布図や増田レシオでは相変わらず、市場のセンチメントに改善が見られないことから、ここは慎重に「押し目買い」ポイントを探す場面と判断する。