NYダウ 12,170 (+84)
ナスダック 2,736 (+38)
為替 81円/ドル
CME 9,530
(大証比+180)
原油(WTI) 105.60 (−0.15)
『米国市場はNYダウ、ナスダックともに続伸して引けた。』
この日は決定的なプラス材料はなかったものの、米雇用情勢を示す経済指標が良かったことに加え(=週間毎の新規失業保険申請件数)、主要企業への投資判断引き上げや企業決算の好調を手掛かりに買いが先行した。
大型優良株は総じて小高く、コンピュータ・半導体関連や、通信、バイオ、輸送が買われ、一方、産金株が売られた。
シカゴで取引されている日経平均先物(6月物)は9,530円と昨日の大証より180円高く、ADR(米国上場の日本株)も全面高となっている。
為替は、1ドル=81円近辺(ほぼ変わらず)、1ユーロ=114円台後半(円安)で推移している。
週末の東京は反発が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り2360万株、買いが3370万株で、1010万株の大幅買い越しとなっている。)
米株反発、CME・ADR高、円安ユーロ高と、今朝は好条件が揃ったことから、朝方は先物を中心に買い優勢が想定される。
特に、米ハイテク株を背景に、電気・精密や電子部材関連を中心に見直し買いや買い戻しが集まると見られ、今日は225銘柄(優良株)を中心とした戻りが考えられる。
一方、最近人気化した復興関連の一角は目先過熱感も出始めており、週末を前に利食いに押されるものも出てくるか。
指数の日足は下降・調整の中で目先戻り一服となり(3日足ピンク・先読みブルー)、一方、右欄6色分布図(増田レシオ)では、波動の崩れがひとまず止まっている。
依然、不透明感が強く読みづらいが、ここは引き続き「短期」と割り切った、試し玉程度の個別狙いと判断される。