NYダウ 12,092 (+30)
ナスダック 2,769 (+16)
為替 82円15銭/ドル
CME 10,630
(大証比+100)
原油(WTI) 89.03 (−1.51)
『先週末の米国株式は続伸。景気の回復期待が続き、NYダウは2年8ヶ月ぶりの高値。』
注目の1月雇用統計は、非農業部門の雇用者数が予想を下回り売り優勢で始まったものの、失業率が予想以上に改善したことや、引き続き主要企業の好決算が相場を後押ししプラスに転じた。
大型優良株は全般小高く、半導体・通信やサービスの一角が買われる一方、公益株や石油資源関連が軟調だった。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は10,630円で、先週末の大証より100円高く、ADR(米国上場の日本株)も全般小高いものが多い。
為替は、1ドル=82円台前半、1ユーロ=111円台半ばで円高一服の流れとなっている。
週明けの東京は、上値を試す展開(=続伸)が想定される。(寄り前の外国人動向は、売り1940万株、買いが2380万株で、440万株の買い越しになっている。)
米国株やCME・ADRは揃って高く、為替も落ち着いた動きをしていることから、寄り付きは先物や主力株を中心に買い先行のスタートが予想される。
先週末業績を上方修正した個別銘柄や、電機・自動車・精密など輸出関連などが相場を牽引すると思われ、また、今朝の日経が報じたEV(電気自動車)・スマートフォン・LEDなどに使う先端素材・部品関連銘柄に注目したい。
さらに、新日鉄・住金の経営統合が、他の業界にも再編機運を促すとの思惑から、食料品、紙パルプ、化学、金融・不動産の一角など広範囲に物色される期待感が強い。
指数の日足は、オールピンク・先読みもピンクと上昇のエネルギーが強く、日経は1月13日の戻り高値10,620円を伺う株価位置に来ている。
右欄6色分布図でも、利食い売りの「上昇の崩れC(赤)」から、押し目買いが入って再び「上昇のB(緑)」に戻っている銘柄が散見され(市場のセンチメントは改善)、この押し目買いの流れに付く場面と判断する。