NYダウ 12,062 (+21)
ナスダック 2,753 (+4)
為替 81円60銭/ドル
CME 10,495
(大証比+55)
原油(WTI) 90.54 (−0.32)
『米株市場はNYダウが小幅に続伸し、ナスダックは小反発して引けた。』
最近の強含みを背景に利食い先行の場面もあったが、この日の米経済指標が総じて良かったことや(1月既存店売上高
他)、バーナンキFRB議長が米国の景気回復に自信を見せたことなどが好感され、引けにかけて持ち直した。
大型優良株は小幅の上げ下げで、個別では産金株が高く、通信、保険、輸送、銀行も確り。一方、バイオ、コンピュータや石油の一角が小安い。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は10,495円と昨日の大証より55円高く、ADR(米国上場の日本株)も全般に高い。
為替は1ドル=81円台半ば(ほぼ変わらず)、1ユーロ=111円台前半(円高)で推移している。
週末の東京は小確り(=小戻し)の展開が想定される。(寄り前の外国人動向は、売り1490万株、買いが1740万株で、250万株の小幅買い越しに転じている。)
米株市場やCME・ADRが小高く終わったことを受けて、朝方は全般に小口の買いが先行すると予想される。
昨夕発表されたビッグニュース(=新日鉄と住金の経営統合)も市場心理を後押しすると見られる。
個別では、今朝の海外商品高(非鉄)もあって鉄鋼・非鉄が注目されるほか、次の大型合併や業界再編を探る動きも考えられる。
週末の接近に加え、決算のヤマ場や米雇用統計を控え、積極的な上値トライは期待しづらいものの、全般に底堅さも感じられる一日か。
指数の日足はオールピンク・先読みピンクへ返り咲き、右欄の6色分布図(増田レシオ)も再び持ち直しつつあることから、次の小勢波動へ入り始めた銘柄を対象に押し目買いのタイミングと考えられる。