『大幅続伸。米株急伸やエジプト情勢の一服を受けて買いが先行。』
日経平均は182円高の10,457円で引けた。
今朝の米国株高を背景に、朝方は幅広く買いが集まり、早々に10,400円台を回復した。
ここ相場の重石になっていたエジプト政情不安が落ち着くとの見方から、先物主導で225銘柄を中心に買い戻しが続き、前引け頃には10,500円台を視野に入れた。
昼間のバスケット取引は「売り決めやや優勢」と伝わった影響はなく(約220億円成立)、後場に入っても高値水準をキープした。
また、本日からの中国・旧正月入りに伴い、ボリュームダウンを予測する向きもあったが、今日のところあまり影響はなかった模様。
証券・銀行やその他金融、不動産が高く、自動車・電機・機械や非鉄など満遍なく買われ、値上がり銘柄数は1400と全面高で全33業種がプラス。
一方、失望の決算銘柄が個別に売られた程度で、値下がり数は170と少なかった。
後場は終始10,470円近辺で揉み合いつつ堅調に推移し、売り崩しの動きもほとんど見られなかった。
出来高は24億2000万株、売買代金は1兆7000億円と膨らんでいる。
指数の日足は、日経平均・TOPIXともにオールピンク・先読みピンクへ一気に返り咲き、このところの調整はひとまず落ち着いた。
また、右欄の6色分布図や増田レシオは早くも反転・上昇に転じており、ここ利食いの加速による個々の波動の崩れも一服している。週後半の動きが楽しみになってきた。