NYダウ 12,212 (−178)
ナスダック 2,756 (−77)
為替 82円75銭/ドル
CME 10,530
(大証比−130)
原油(WTI) 93.57 (+7.37)
『3連休明けの米国市場はNYダウ、ナスダックそろって急反落(今年最大の下げ幅を記録)。』
リビアをはじめ北アフリカ・中東情勢の混乱や、これに伴う原油急騰を嫌気して、終日、売り優勢の展開になった。
また、米消費者信頼感指数(2月)など注目の経済指標が発表され、一部、好内容の指標もあったが、リビア問題にかき消された。
この日は利食い・換金売り圧力が強く、輸送、コンピュータ・半導体関連、通信、銀行を中心に全面安となった。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は10,530円と昨日の大証より130円安く、ADR(米国上場の日本株)も全面安となっている。
為替は1ドル=82円台後半、1ユーロ=113円台前半と、いずれも円高気味に推移している。
東京は続落・調整の展開が想定される。(寄り前の外国人動向は、売り1970万株、買い1160万株、差し引き810万株の売り越しに転じている。)
米株急反落、CME・ADR安、円高と今朝は悪条件が揃ったことから、朝方はCMEにサヤ寄せして売り優勢が想定される。
本日もきのうに続いて、輸出関連(電機・精密・自動車)やメガバンクなどの金融セクターを中心に換金売り(利食い)が嵩んで、指数の重石になると見られる。
一方、物色の矛先は資源・エネルギー(石油・鉱業)やディフェンシブの一角にとどまるか。
日経・TOPIXの日足は上昇トレンドの中で上げ一服となり(3日足・先読みブルー)、右欄のTOPIX6色分布図も目先頭打ち状態となっていることから、ここは利のあるものは利食い、様子を見る場面と判断される。