『3日続伸。海外勢の買い観測も。』
日経平均は61円高の10,808円で引けた。
今朝の米国市場は利食い優勢で終わったものの、円安という下支え要因もあって、朝方は小確りで始まり、そのまま一気10,800円台へと上げ幅を広げた。
輸出関連が高く、メガバンク株も買われ、一方、原油安の影響から市況関連の一角が売られた。
今朝は反落を予想する声が多かったことから、意外高を見て売り方の買い戻しが入り、前場は10,700円台後半で底堅く推移した。
本日は、朝方から外国人投資家の買いが入っていたとの見方が出たことや、昼間のバスケット取引が買い決め優勢と伝わったこともあり(約300億円成立)、後場は一段高で始まり、13時前、10,842円と今日の高値をつけた。
その他金融(消費者金融株)が高く、証券・保険など、内需系の上昇が目立ち、値上がり銘柄数は711。
一方、石油・鉱業・商社といった資源・エネルギー関連や機械がさえず、値下がり数は760と、値上がり数を上回った。
後場後半以降は、やや伸び悩む展開になったものの、需給改善(海外勢の買い観測)の思惑もあって、きのうと同様に値保ちは良かった。
出来高は26億株、売買代金は1兆8000億円と膨らんでいる。
指数の日足は連日オールピンク・先読みピンクと強く、また、右欄の6色分布図や増田レシオも一段と改善し、市場センチメントは過熱感なく上向きを保っている。