『小動きでまちまち。日経平均は小幅続落、TOPIXは小幅続伸。』
日経平均は12円安の10,605円で引けた(TOPIXは2ポイント高の946ポイント)。
米国株式が高安まちまちではっきりとしなかったことや、寄り前発表の昨年12月の機械受注統計が前月比+1.7%と予想(前月比+5.0%)よりも悪かったため、寄り付きはやや売り優勢のスタートとなった。
2月物のミニSQは相場の波乱要因にならず(清算値10,561円41銭)、トヨタなど主力株の一角が相場を下支えし、10時過ぎにプラスに転じる場面もあった。
ただ、金融引き締めスタンス継続が懸念される中国・上海株が安く始まったことから、中国関連銘柄などに売りが広がり、再びマイナス圏に沈んでいった。
アジア株式の値動きが総じて鈍く、後場に入ると急速に模様眺めムードが広がり、10,600円を挟んだ小安い水準で膠着感を強めた。
明日からの三連休を控え、「利益確定目的の売り」が出る一方、先週から続く主要企業の決算発表の内容は、概ね良い結果であったため、下値では「押し目買い」が入った。
結局、ガラス、電機、サービス、化学などが小安く、値下がりは606銘柄。
一方、海運・鉱業・石油など市況関連や、保険・その他金融・証券・銀行(金融関連)が確りだったほか、その他製品、建設など内需の一角も買われ、値上がりは872銘柄で値下がり銘柄数を上回っている。
引けにかけても目立った動きはなく膠着したまま大引けを迎えた。
出来高は20億7000万株、売買代金は1兆5000億円と、きのうに比べやや細っている。
日経平均・TOPIXの週足は、オールピンク・先読みもピンクと上昇のエネルギーは継続しており、大勢2波動目の入り口にある。
また右欄6色分布図や増田レシオ(週足)でも、市場センチメントは概ね堅調推移しており、3連休明けの相場に期待を繋いでいる。