『続伸。輸出関連株を中心に意外高の展開。』
日経平均は119円高の10,464円で引けた。
週明けの米国株高を追い風に、朝方は全般に買い優勢で小高く始まった。
寄りでの買いが一巡した後も、ここ押しのきつかった輸出関連やメガバンクなどに見直し買いが入り、前場中程に10,400円台を回復した。
その後も、予想外の強さから先物や主力株に買い戻しが続き、前引けまで上値慕いで推移した。
さらに、後場に入ってからも先物主導でじり高の流れとなった。
日銀が現行の金融政策の維持を決定したことも相場の下支え要因となった模様(金融政策決定会合終了)。
鉱業や銀行、ゴム、保険、機械の上昇が目立ち、値上がり銘柄数は1386と全面高商状で、全33業種がプラス。
一方、低位の一角が売られ、値下がり数は187であった。
後場はおおむね10,460円近辺で推移し、意外高の一日となった。
出来高は19億6000万株、売買代金は1兆4000億円と昨日より多少ボリュームアップしている。
日経・TOPIXの日足を見ると、3日足は先読みに反してピンクに変わり(オールピンク)、明日の先読みもピンクと一気に反転・上向いてきた。
一方、右欄においては両指数そろって「上昇3波動」の数や増田レシオは連日減っており、指数の続伸にもかかわらず市場センチメント(波動の実体)は依然調整中にあることが読み取れる。