NYダウ 11,825 (−12)
ナスダック 2,725 (−40)
為替 81円95銭/ドル
CME 10,455
(大証比−115)
原油(WTI) 90.86 (−0.52)
『米国株式は反落。高値圏でひとまず利食い売りの流れ。』
米住宅着工件数が予想以上に落ち込んだことや、金融大手ゴールドマンサックスの冴えない決算発表結果を受け、利益確定の売りが優勢となった。
大型優良株は全面小安く、特に、金融・自動車・資源セクターの下げが目立った。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は10,455円で、きのうの大証より115円安く、ADR(米国上場の日本株)も全面安となっている。
為替は、1ドル=81円台後半、1ユーロ=110円台半ばと円高方向に動いている。
東京は、調整(=反落)の相場展開が想定される。(寄り前の外国人動向は、売り1370万株、買いが1440万株で、70万株の小幅買い越しになっている。)
米国株やCME・ADRはいずれも安く、加えて為替は円高と、今朝の相場環境は良くないことから、寄り付きは先物や主力株を中心に全面売り先行のスタートが予想される。
輸出関連や金融関連、そのほか資源エネルギー関連などに利益確定の売りが嵩むと見込まれる。
前引け後に発表される、中国の主要経済指標(GDP・消費者物価指数・鉱工業生産・他)の結果次第では、中国の金融引き締めへの思惑が高まる懸念もある。
一方、来週から本格化する、国内企業決算発表への期待感が下値を支えることが出来るか注目される。