NYダウ 11,787 (+56)
ナスダック 2,755 (+20)
為替 82円90銭/ドル
CME 10,575
(大証比+75)
原油(WTI) 91.54 (+0.14)
『米国株式は反発。NYダウは約2年半ぶりの高値に。』
中国の金融政策(預金準備率の引き上げ)を嫌気して売り先行のスタートとなったが、米銀大手JPモルガンなどの好決算を受け、企業業績期待から買い優勢に転じた。
原油など商品市況の堅調も、相場を支える要因となった。
大型優良株は全般小高く、金融セクターや石油など資源セクターが相場を牽引した。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は10,575円で、先週末の大証より75円高く、ADR(米国上場の日本株)も総じて小高いものが多い。
為替は、1ドル=82円台後半へと円安気味に動いており、対ユーロでもポルトガルやスペインの国債入札が堅調だったことから、1ユーロ=111円台まで円安が進んでいる。
週明けの東京は、揉み合いの相場展開が想定される。(寄り前の外国人動向は、売り1350万株、買いが1470万株で、120万株の買い越しになっている。)
米国株やCME・ADRはいずれも堅調で、為替も円安と、今朝の相場環境は良いことから、寄り付きは買い優勢のスタートが予想される。
輸出関連や金融関連、そのほか資源エネルギー関連などにひとまず買いが見込まれる。
ただ、短期的過熱感からの利食い売りに加え、本日米国市場は「マーティン・ルーサー・キング・デー」に伴う祝日のため、海外投資家の参加減少により、さらに上値を追う展開にはなり難いと思われる。
また、再スタートした「菅・改造内閣」に対する市場の評価にも注目したい。