NYダウ 11,731 (−23)
ナスダック 2,735 (−2)
為替 82円85銭/ドル
CME 10,565
(大証比+5)
原油(WTI) 91.40 (−0.46)
『米国株式はNYダウ、ナスダックともに小反落して引けた。』
米経済指標の一角が振るわなかったことへの失望や(=新規失業保険申請件数)、NYダウ構成銘柄の急落(=米メルク社の新薬に関し、臨床試験の一部中止)が相場の重石になった。
大型優良株は小幅の上げ下げで、その他金融やバイオが小高く、一方、産金株や銀行、保険、輸送が安い。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は10,565円と昨日の大証より5円高く、ADR(米国上場の日本株)はほぼ全面安となっている。
為替は、1ドル=82円台後半(やや円高)、1ユーロ=110円台半ば(円安)で推移している。
*米国市場引け後に発表されたインテル社の決算は市場予想を上回る内容となり、時間外取引で同社株は上昇している。
週末の東京は揉み合う展開が想定される。(寄り前の外国人動向は、売り1170万株、買い1640万株、差し引き470万株の買い越しになっている。)
米株市場やADRはさえなかったものの、インテルからの好決算・円高一服(円安ユーロ高)といったプラスの材料もあることから、朝方は昨日の終値近辺で始まり、その後も一進一退の展開が予想される。(寄りでのミニSQは波乱なく通過するとの見方)
年初からの強含みや週末の接近もあって、短期筋による利食いが想定される一方、インテル好決算を手掛かりに半導体関連(電子部材関連)への見直し買いも見込まれ、指数的に目立った動きはないと見られる。
日経・TOPIXの日足はオールピンク・先読みピンクと強いものの、右欄の6色分布図や増田レシオは目先調整気味に推移していることもあり、ここは週末を控えて様子見の一日と判断される。