NYダウ 11,671 (+34)
ナスダック 2,716 (+9)
為替 83円25銭/ドル
CME 10,555
(大証比+45)
原油(WTI) 91.11 (+1.86)
『米国市場はNYダウが反発し、ナスダックは小幅に続伸して引けた。』
ここ相場の重石になっているポルトガル財政問題に関し、同国首相が財政支援の必要性はないと明言したことを好感したほか、米企業決算(=好業績)への期待から買いが先行した。
また、商品高に伴う資源・エネルギー関連株の上昇も相場を後押しした。
大型優良株は総じて小高く、石油・産金株やバイオ、保険、銀行、通信も確りで、一方、輸送株が小安い。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は10,555円と昨日の大証より45円高く、ADR(米国上場の日本株)も全般に小高く終わっている。
為替市場は、ポルトガル問題の目先一服から、1ドル=83円台前半、1ユーロ=108円前後へといずれも円安に振れている。
東京は小戻しの展開が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り1580万株、買いが1590万株で、10万株の小幅買い越しとなっている。)
米株市場やCME・ADRが上昇し、為替も円安気味に振れ、海外商品市況も堅調と、今朝は好条件が揃ったことから、朝方は全般に買い優勢で始まると思われる。
個別では、昨日利食いが出た精密セクターへの買い戻しや、商品市況の上昇を受けて市況関連(鉄鋼・非鉄・商社・鉱業)を買う動きが想定される。
このところ市場参加者は徐々に増えて、連日、出来高は20億株を超えており、本日も利食いをこなしつつ、上記の業種を中心に活発な商いが続くと見られる。
指数の日足はオールピンクと基調は強く、また、右欄の6色分布図(増田レシオ)は目先過熱感が出始めていることから、ここは勢いのある銘柄(業種)に的を絞って押し目買いスタンス継続と判断される。