NYダウ 11,637 (−37)
ナスダック 2,707 (+4)
為替 82円75銭/ドル
CME 10,445
(大証比−105)
原油(WTI) 89.25 (+1.22)
『週明けの米国市場はNYダウが3日続落し、ナスダックは小反発と高安まちまち。』
欧州財政問題の再燃(今回はポルトガル財政事情)から売り先行で始まったものの、その後は、米企業決算への期待からやや持ち直した。
大型優良株は高安まちまちで、バイオ、輸送、保険が安く、一方、産金株やコンピュータ・半導体関連が確り。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は10,445円と先週末の大証より105円安く、ADR(米国上場の日本株)も総じて小安い。
為替は欧州問題の再燃から円買いが進み、1ドル=82円台後半、1ユーロ=107円台前半へといずれも円高気味に振れている。
三連休明けの東京は、揉み合い・調整気味(=利食い先行で小反落)が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り1340万株、買いが1660万株で、320万株の買い越しとなっている。)
欧州財政問題が再燃し、米株市場は高安まちまちで為替は円高気味と、今朝の相場環境はあまり芳しくないことから、朝方は全般に利食い先行で始まると思われる。
最近戻りの目立った精密・自動車(輸出関連)に短期筋の手仕舞いが予想されるほか、大手金融株もそろそろ一服も考えられ、相場全般の重石になると見られる。
物色の流れとしては、資源・エネルギー関連の押し目買いや、低位材料株への短期売買が中心か。
指数の日足はオールピンク・先読みピンクと依然強いものの、右欄の6色分布図や増田レシオは目先過熱の域に達してきたこともあり(225レシオは75ポイント台)、利食うものは利食って、押し目買いのタイミングを待つ場面と考えられる。