NYダウ 11,722 (+31)
ナスダック 2,702 (+21)
為替 83円25銭/ドル
CME 10,505
(大証比+125)
原油(WTI) 90.3 (+0.32)
『米国株式は上昇。NYダウは2年5ケ月ぶりの高値。』
週末発表の米雇用統計の前哨戦といわれる民間調査会社ADPが発表した全米雇用リポートの内容が予想を大幅に上回る改善を示したことや、12月ISM非製造業景況指数の結果も良く、景気回復の加速期待から買い優勢の展開となった。
大型優良株は全般小高く、金融関連やコンピュータ・通信セクターのほか石油など資源関連などが相場を牽引した一方、産金株が軟調だった。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は10,505円で、きのうの大証より125円高く、ADR(米国上場の日本株)も全面高となっている。
為替は、雇用環境の改善で米金融緩和策の見直しが意識され「ドル買い・円売り」が膨らみ、1ドル=83円台前半へと大きく円安方向に動いている。
東京は、確り(=反発)の相場展開が想定される。(寄り前の外国人動向は、売り1370万株、買いが1640万株で、270万株の買い越しに転じている。)
米国株やCME・ADRいずれも高く、加えて為替は円安と、今朝の相場環境は全般良いことから、寄り付きは先物や主力株をはじめ全面買い先行のスタートが予想される。
円安で収益改善が見込まれる輸出関連に買いが想定されるほか、資源エネルギー関連にも物色の矛先が向かうと思われる。
また、昨日同様、原発関連や電気自動車関連などテーマ性の高い銘柄にも引き続き買いが期待される。
一方、指数寄与度の高いファーストリテイリングが、昨日大引け後に発表した12月・既存店売上高が落ち込んでおり、小売セクターの値動きは重いと推察される。
指数の日足は、両指数揃ってオールピンク・先読みもピンクと上昇のエネルギーは続いており、右欄6色分布図や増田レシオでも、市場センチメントは年明け以降、回復傾向が現れていることから、「買いスタンス」継続でよいと判断する。