NYダウ 11,691 (+21)
ナスダック 2,681 (−10)
為替 82円05銭/ドル
CME 10,395
(大証比+15)
原油(WTI) 89.38 (−2.17)
『米国市場はNYダウが続伸し、ナスダックは小反落と高安まちまち。』
最近の上昇に対する利食いが先行して始まったが、一部の米経済指標が予想を上回ったことや、この日に公開されたFOMC議事録(=短期的な経済見通しに関して強気の見方)を手掛かりに持ち直す展開になった。
大型優良株は高安まちまちで、通信や半導体の一角が小高く、一方、商品市況の下落で資源・エネルギー関連が安く、銀行、保険、輸送、バイオも下げている。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は10,395円と昨日の大証より15円高く、ADR(米国上場の日本株)は全般に小安く終わっている。
為替は1ドル=82円台前半、1ユーロ=109円台前半で多少落ち着いた動きとなっている。
東京は揉み合う展開が想定される。(寄り前の外国人動向は、売り1780万株、買いが1650万株で、130万株の小幅売り越しとなっている。)
米株市場をはじめCME・ADRは高安まちまちで終わり、為替相場も小動きと、今朝は決め手材料がないことから、朝方は昨日の終値近辺で始まり、その後も一進一退の揉み合いが続くと想定される。
個別では、海外商品相場の反落を受けて、このところ戻りの目立った市況関連(鉱業・石油・商社)に短期筋の利食いがひとまず出て、全体の上値を抑えると見られる。
一方、今朝の日経記事(=東芝は米WHを通じて中国と大型原子炉を共同開発)をきっかけに、改めて「原発関連」に注目が集まるか。
日経・TOPIXの日足はオールピンク・先読みピンクと上向き基調にあり、右欄の6色分布図(市場センチメント)も強気に傾き始めていることから、ここは押し目買いのタイミングを探る一日と考えられる。