NYダウ 11,670 (+93)
ナスダック 2,691 (+39)
為替 81円75銭/ドル
CME 10,335
(大証比+125)
原油(WTI) 91.55 (+0.17)
『年明け初日の米株市場はNYダウ、ナスダックともに上昇して引けた。』
注目の米経済指標が改善を見せたことや、米有力企業に対する投資判断の引き上げを追い風に、買いが先行した。
大型優良株は総じて高く、銀行、保険、通信、輸送やコンピュータ・半導体関連が買われ、一方、産金株に利食いが出ている。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は10,335円と昨年末の大証より125円高く、ADR(米国上場の日本株)はほぼ全面高となっている。
為替は、昨年末に一時円高が進んだものの(80円台入り)、現在のところ、1ドル=81円台後半、1ユーロ=109円台前半で落ち着いて推移している。
大発会の東京は反発が想定される。(寄り前の外国人動向は、売り1480万株、買いが790万株で、690万株の売り越しに転じている。)
日本が休場の間、海外市場はおおむね堅調に推移していることや、円高一服を受けて、朝方は全般に買いが先行すると思われる。
特に、米金融株高を背景にメガバンクや大手証券株といった大手金融株の上昇が期待できるほか、海外商品市況の堅調を追い風に市況関連への押し目買いも考えられる。
また、昨年末にいったん利食いの出た個別材料株を再度見直す動きも強まると見られ、年明け心機一転、全体的に値保ちの良い展開が想定される。
指数の日足は、上昇トレンドの中で3日足・先読みブルーと「目先押し」と出ており、右欄の6色分布図でも足元利食いの傾向が読み取れるが、ここは下げ一服のタイミングを見極めつつ、「押し目買いスタンス継続」と判断される。