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増田足 チャート分析ソフト【 2010-8-30 増田足 概要夕刊】 『3日続伸。全面高で1週間ぶり9,000円台を回復も、後場の失速が気掛かり。』 日経平均は158円高の9,149円で引けた。 米景気に対する警戒感が後退し、先週末の米国株が大幅反発していたことや、1ドル=85円台半ばへと円安方向に動いていたことも好感され、寄り付きは買い先行のスタートとなった。 買い一巡後も、日銀による臨時金融政策決定会合での円高対応策への期待から、ジリジリと上げ幅を広げ、日経平均は9,300円目前まで戻りを試した。 主力の輸出関連や市況関連、さらには金融関連などが相場を牽引し、前場は値上がり銘柄が9割を超えるなど、全面高商状となった。 前引け後、日銀は「新型オペ」の供給額拡大を柱とする追加金融緩和策を発表。これは事前予想の範囲内だったため、やや失望感を誘い、後場寄りは一転して利益を確定する動きが広がった。 同時に1ドル=85円台前半へ円が買い戻されたこと(円高)も投資家心理の重石となり、前場好調だった輸出関連などに上げ幅を縮小させる銘柄が目立った。 個別では、保険、ガラス、金属の上昇率が高く、前場の勢いは失ったものの、電機・精密(輸出関連)や、鉄鋼・非鉄(市況関連)なども確りで、値上がりは32業種・1409銘柄を数えた。 一方、値下がりは石油・石炭の1業種のみで、銘柄数も151に留まった。 引けにかけては、政府による追加経済対策の基本方針前倒し発表を控え、様子見ムードから、本日の安値圏で膠着感を強めたまま大引けを迎えた。 出来高は15億4000万株、売買代金は1兆円と、先週末に比べやや減少気味。 指数の日足は、日経・TOPIX揃って、下降トレンドの中、3日足や明日の先読みはピンクで、3日影足は「はらみ上放れ」して、目先「戻り」を示している。 また、右欄6色分布図や増田レシオでも、市場のセンチメントは緩やかながら改善傾向に向かっており、政府の追加経済対策が目先材料出尽くしにならないことを期待したい
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