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増田足 チャート分析ソフト【 2010-8-27 増田足 概要夕刊】 『続伸。経済対策観測を受け、後場から切り返す。』 日経平均は84円高の8,991円で引けた。 今朝の米株反落やCME・ADR安を背景に、朝方は全般に売り優勢で始まり、8,800円台前半まで売られた。 電機、海運や金融の一角を中心に下げが目立った。 売り一巡後は値頃感からの買い戻しで下げ渋ったものの、さらに戻りを試すだけの材料もなく、前場中頃から再び下値慕いで推移した。 昼頃、仙谷官房長官が「今夕にも菅首相が円高対策を表明する」と述べたことをきっかけに、後場から急速に下げ幅を縮め、13時頃にはプラスに転じた。 その後も、週末を前にひとまず買い戻す動きが続き、右肩上がりで推移した。 ゴム・繊維や石油、精密が高く、値上がり銘柄数は1256とほぼ全面高で、32業種がプラス。 一方、保険セクターが終日安く、値下がり数は292と少なかった。 引けにかけては9,021円まで戻す場面もあったが、大引けでは大台回復はならなかった。 出来高は16億9000万株、売買代金は1兆1000億円と増えている。 ここで指数の週足を見ると、日経平均・TOPIXそろってオールブルー・来週の先読みブルー・下降(E)とあいかわらず弱い。 また、右欄の6色分布図(週足)の波動状態も悪化しており、225レシオは昨年3月来の−70ポイント台突入となっている。 当局の対応のまずさから、反転のきっかけがなかなか掴めず、引き続き調整色の濃い展開が想定される
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