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増田足 チャート分析ソフト【 2010-8-23 増田足 概要朝刊】 NYダウ 10,213 (−58) ナスダック 2,179 (+1) 為替 85円60銭/ドル CME 9,165 (大証比+5) 原油(WTI) 73.82 (−0.95) 『先週末の米国株式は高安まちまち。景気回復懸念が燻り続けている。』 ここのところ発表される米経済指標は冴えない内容のものが多く、景気が「二番底」をつけるのではないかとの不安が広がり、売り優勢の展開となった。 ただ、好決算を発表した一部ハイテク企業が指数を支え、ナスダックはなんとかプラス圏に留まった。 大型優良株は総じて小安く、原油など商品価格下落の影響で、石油・資源関連の下げが目立ったほか、金融関連やヘルスケアなども売られた一方、半導体・コンピュータなどテクノロジー関連の一角が確りだった。 シカゴで取引されている日経平均先物(9月物)は9,165円と、先週末の大証より僅かに5円高で、ADR(米国上場の日本株)は全般軟調。 為替は、1ドル=85円台半ば、1ユーロ=108円台後半と、ドイツ連邦銀行のウェーバー総裁のユーロ圏景気に対する弱気発言をきっかけに、ドル高・ユーロ安に動いている。 週明けの東京は、揉み合い・調整色の濃い相場展開が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り1620万株、買いが1000万株で、620万株の売り越し。) 米国株やCME・ADR揃って小幅な値動きですっきりとせず、為替もドルに対してはやや円安傾向であるものの、対ユーロでは円高と、今朝は相場の方向性を明確に示すものはなく、寄り付きは先週末の終値付近で始まると想定される。 何と言っても、今日開催が噂される菅首相と白川日銀総裁の会談で、急速な円高などへの対応策として追加金融緩和に踏み切るかどうかに注目が集まっている。 仮に、日銀が静観姿勢を貫くと、失望感から円高と同時に株安に動く可能性が高く、政府のエコポイント制度やエコカー補助金の延長、新卒者の就職支援、中小企業の資金繰り支援など追加経済対策だけでは株価下支えには材料不足か。 政府・日銀の対策内容が明らかになるまでは、売り買いともに仕掛けづらく、為替の動向を横睨みしつつ、全般様子見ムードを強めると考える。 指数の日足は、両指数揃って下げトレンドの中、3日足ピンクも、先読みはブルーと基調は弱く、右欄6色分布図や増田レシオでも、改善の兆しが出始めていた市場のセンチメントに一服感が表れていることから、ひとまず政策結果待ちで、売り買いともに手控えの一日と判断する
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