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増田足 チャート分析ソフト【 2010-8-12 増田足 概要夕刊】 『5日続落。円高で全面安のあと、後場下げ幅を縮小。』 日経平均は80円安の9,212円で引けた。 世界景気の減速懸念を背景とした米国株の大幅下落や、15年ぶりに1ドル=84円台へと進行した円高を嫌気して、寄り付きは全面売り先行で、窓開け急落してのスタートとなった。 円高で収益悪化が懸念される輸出関連や、米金融株安の影響もあってメガバンクなどが下げを主導し、その後もじり安の展開となった。 東京時間でも対ドルで円が一時84円台に突入するなど、日銀や政府の無策ぶりも市場心理を冷やした。 アジア株式が軒並み軟調推移していたことから、後場寄りは更に一段安して始まり、ザラ場の年初来安値(7月6日の9,091円)を下抜けた。 後場中頃、菅首相の指示を受けた政府による為替介入(円売りなど)への思惑が高まり、円高が一服すると、株も下げ渋りを見せた。 ただ、前場の高値をやや上回ると、さらに上値を追うまでの買い材料には乏しく、その後は膠着感を強めた。 個別では、メガバンク・保険・証券など金融関連が全面安で、ガラス・鉄鋼・非鉄など市況関連や電機・精密などの下げも目立ち、値下がりは794銘柄だった。 一方、前場は安かった自動車の一角が円高一服を受けて後場プラスに転じたほか、好決算銘柄が個別に物色されたものの、値上がりは362銘柄に留まった。 引けにかけては、円安気味に動いた為替に連動して(1ドル=85円台半ば)買い戻しが入り、大引けは前日比でマイナスながら、本日の高値引けとなった。 出来高は18億9000万株、売買代金は1兆2000億円と、昨日よりは多少増えた。 指数の日足は、日経・TOPIXともに、オールブルー・先読みもブルーで「下げ」のエネルギーが続いており、ザラ場に年初来の安値を付けている
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