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増田足 チャート分析ソフト【 2010-8-02 増田足 概要夕刊】 『3日ぶりに小幅反発。国内企業の好決算が世界景気の減速懸念を吸収した。』 日経平均は33円高の9,570円で引けた。 先週末、米GDP(国内総生産)速報が予想通り良くない結果で、米国株は冴えない動きだったが、週明け東京の寄り付きは、主要企業の良好な決算発表内容を好感して、買い優勢のスタートとなった。 為替が1ドル=86円台後半、1ユーロ=113円円台へと、円安方向に動いたことも市場心理を後押しし、日経平均はじりじりと上値を切り上げ、前場は予想以上の強さを示した。 ホンダ・日立など、先週末引け後に業績見通しを上方修正した好決算銘柄に物色の矛先が向かったほか、目先の戻りを期待した打診買いが幅広い銘柄に入った。 昼間のバスケット取引は「やや買い決め優勢」と伝わり(約160億円成立)、アジア株も軒並み堅調推移していたことから、後場に入っても、きょうの高値圏で取引された。 ただ、13時頃より、指数先物にまとまった売りが断続的に出て、先週末の終値付近まで急速に上げ幅を縮小させる場面もあった。 今晩発表の米ISM製造業景況感指数への思惑を含め、世界景気の先行きに慎重な見方は根強く、その後の円安一服も相場の重石となった。 輸送用機器・ゴムなど自動車関連や電機・精密など好業績銘柄が相場を牽引したほか、商社・石油など資源関連の一角が戻りを試し、値上がりは642銘柄となった。 一方、海運、鉄鋼など景気敏感の一角が安く、また、先週に続き、失望の決算を発表した銘柄が個別に売られ、値下がりは854銘柄で、値上がり銘柄数を上回った。 9,500円台半ばでは下値の堅さを示し、引けにかけては揉み合い商状のまま本日の取引を終えた。 出来高は17億4000万株、売買代金は1兆1000億円と低調だった。 ここで指数の日足を見ると、日経平均・TOPIXともに、オールブルー・先読みもブルーと、戻りのエネルギーは弱く、25日足ピンク転換を目前に一進一退。 右欄6色分布図や増田レシオでも、改善基調にあった市場のセンチメントに一服感が出ている
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