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増田足 チャート分析ソフト【 2010-7-15 増田足 概要夕刊】 『反落。円高が相場の重石となり、戻り一服。』 日経平均は110円安の9,685円で引けた。 米半導体大手インテルの好決算という好材料があったにも拘らず、米国株が伸び悩んでいたことや、東京は前日大幅高していた反動もあって、寄り付きから先物や主力株を中心に売り先行スタートとなった。 寄り付き早々に9,700円を割り込んだ後も、1ドル=88円台前半まで進んだ円高を嫌気して、じりじりと下げ幅を広げていった。 前引け後発表の中国経済指標(第2四半期GDP・鉱工業生産・小売売上高ほか)の結果を見極めたいとのムードが強く、前日買われた輸出関連や中国関連は目先の利食い売りに押された。 注目の中国経済指標は景気減速をやや意識させる内容だったものの、一段の金融引き締め懸念が遠のいたとの見方に繋がり、後場寄り付きは、下げ幅を縮小させて始まった。 また、日銀金融政策決定会合では、政策金利を現状の0.1%前後で据え置く方針を決めたと伝わり、相場への影響は見られなかった。 その後、1ドル=88円ちょうどまで円高が進むと、これを嫌気して再び下げ幅を広げる展開となり、指数は前場の安値付近まで押し戻された。 鉱業・石油・商社・海運など市況関連が軒並み安く、銀行・証券(金融関連)や自動車・電機・精密(輸出関連なども売られ、33業種中32業種がマイナスで、値下がりは1423銘柄を数えた。 一方、値上がりは、円高メリットのパルプ・紙の一業種で、銘柄数も162銘柄に過ぎない。 引けにかけては、今晩の米JPモルガン・チェースやグーグルなどの決算発表を見極めたいとの思惑から、買い手控えムードを強めたまま大引けを迎えた。 出来高は15億4000万株、売買代金は1兆円と、相変わらず低調が続いている。 指数の日足は、3日足と25日足のゴールデンクロス(E→Fパターン)を目前に、3日影足は、日経が「はらみ」、TOPIXは「反転下降」と、共に上値の重たい形ながら、ひとまず先読みはピンクを保っている。
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