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増田足 チャート分析ソフト【 2010-6-28 増田足 概要夕刊】 『小幅続落。買い手掛かり材料見当たらず。』 日経平均は44円安の9,693円で引けた。 朝方閉幕したG20金融サミットは、「財政再建と経済成長」の両面に協調して取り組む方針を確認し、ひとまず波乱無く終了したことから、寄り付きは小高くスタートした。 ただ、1ドル=89円台前半へと円高が進んでいたことから積極的な買いは限られ、輸出関連を中心に手仕舞い売りが嵩み、間もなくマイナス圏に沈んだ。 大型ファイナンスを発表したみずほFGが需給悪を引き起こしていると云われ、トヨタなど年初来の安値を更新する主力株も散見され、内需の一角を除いてはほぼ全面安の展開となった。 昼間のバスケット取引は買い決め優勢と伝わる一方(約213億円成立)、中国・上海株が軟調推移していたことから、後場は手掛かり材料不足もあって様子見を決め込むムードが強まった。 その後は9,700円を挟んで値幅は僅かに30円程度と、小安い水準で一進一退を続けた。 世界景気の不透明感から海運・鉱業・商社や、メガバンク・証券・その他金融、更に電機・精密など広範囲に売られ、値下がりは1088銘柄だった。 一方、医薬品・食料品・水産・電気ガスなど内需ディフェンシブの一角が小高かった程度で、値上がりは4業種・484銘柄に留まった。 引けにかけても、今晩の欧米市場の動向や、明朝寄り前発表の国内失業率や鉱工業生産を見極めたいとの思惑もあり、膠着感を強めたまま大引けを迎えた。 出来高は14億2000万株、売買代金は9,600億円と、1兆円を割り込み、薄商いが続いている。
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