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増田足 チャート分析ソフト【 2010-6-21 増田足 概要朝刊】 NYダウ 10, 450 (+16) ナスダック 2, 309 (+2) 為替 90円50銭/ドル CME 9, 995 (大証比−5) 原油(WTI) 77.18 (+0.39) 『先週末の米国株式は小幅続伸。NYダウは4日続伸、ナスダックは7日続伸。』 EU首脳会議で銀行の資産査定(ストレステスト)結果を7月に公表すると決定し、結果公表は欧州銀行の財務の透明性が確保されると歓迎する見方が多く、買いがやや優勢となった。 ただ、この日はオプションや指数先物取引の清算日(クアドルプル・ウィッチング)で、出来高は膨らんだものの、上値は限られた。 大型優良株は高安まちまちで、最高値を更新した金や原油価格の値上がりを背景に産金株や石油株が高かった一方、半導体、不動産、ヘルスケアなどは小安かった。 シカゴで取引されている日経平均先物(9月物)は9,995円で、先週末の大証より5円安く、ADR(米国上場の日本株)も小動きで高安まちまちだった。 為替は、1ドル=90円台半ば、1ユーロ=112円台半ばで、多少円高気味に動いている。 週明けの東京は、揉み合いで1万円の攻防が想定される。(寄り前の外国人動向は、売り1610万株、買いが1620万株で、10万株の小幅買い越しになっている。) 米国株やCME・ADRはいずれも小動きで、海外動向で目立った材料もないことから、寄り付きは先週末の終値付近で落ち着いたスタートが予想される。 6月の月例経済報告で(内閣府)、基調判断を3カ月ぶりに上方修正し、2008年秋のリーマン・ショック以降初めて「回復」の文言が入り下値は堅そうだ。 ここ最近の薄商いの状況下で主力の大型株は手がけにくいが、中小型の材料株や、テーマ性のある銘柄、「3D」「アイフォーン4」「参院選挙(民主党マニュフェスト)」などが相場を下支えると思われる。 また、今朝の日経が伝えた70兆円規模のIT新市場創出(高度道路交通システム・クラウドコンピューティング・医療・電子行政など)に関連する銘柄の値動きに注目したい。 一方、今日より中国・人民元の弾力性を高める改革が始まり、緩やかな切り上げ観測も高まっている影響から、ドルやユーロに対して円が高くなることが想定され相場の重石となる可能性もある。 ここで指数の日足を見ると、日経・TOPIXともに3日足ピンクも、先読みがブルーで、上値のやや重たい形になっているが、今週後半にもトレンドを示す25日足ピンク転換が視野に入ってきた。
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