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増田足 チャート分析ソフト【 2010-6-21 増田足 概要夕刊】 『3日ぶり大幅反発。全面高で日経平均は再び1万円の大台を回復。』 日経平均は243円高の10,238円で引けた。 中国人民元の弾力化方針発表で、円の連れ高(円高)を警戒するムードが強かったが、1ドル=90円台半ばと比較的落ち着いた動きをしていたためか、朝方は予想外に高寄りして始まった。 欧州財政問題がひとまず沈静化していることも投資家心理を後押しし、その後も買戻しや押し目買いで上げ幅を広げる展開となった。 前引け間際に戻り売りに押される場面も見られたが、輸出関連や中国関連が全体相場を牽引し強さを示した。 昼間のバスケット取引はやや買い決め優勢と伝わり(約74億円成立)、さらに、中国・上海株をはじめアジア株が軒並み買われていたことから、後場は一段高で始まり10,200円を上抜けた。 緩やかな人民元高は中国のインフレを抑え、購買力の増強につながり、それが中国向けの輸出をする日本企業にはむしろプラス材料との見方から、その後も買いが継続した。 中国への売上高が大きい自動車や機械株が大きく値を戻したほか、商社、海運、鉄鋼、非鉄など市況関連や百貨店など内需小売の一角も高く、値上がりは31業種・1469銘柄と全面高。 一方、電力の一角が小安く、第一生命が上場来安値を更新と散発的に売られた程度で、値下がりは141銘柄に過ぎない。 引けにかけてもジり高歩調をたどり、約1カ月ぶりの高値水準で取引を終えた。 出来高は17億7000万株、売買代金は1兆3000億円と、先週末に比べ多少膨らんできた。 指数の日足は、両指数そろって3日足は先読みに反してピンクに変り、特に日経は25日足・75日足も同時にピンク転換してオールピンクになった。
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