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増田足 チャート分析ソフト【 2010-6-10 増田足 概要夕刊】 『反発。ユーロ安の一服を好感、薄商いの中ひとまず買戻し。』 日経平均は103円高の9,542円で引けた。 米国株は小幅に値下がりしていたものの、為替の落ち着き(円高一服)を背景に、寄り付きは先物主導で小幅ながら買い戻しや見直し買いが優勢のスタートとなった。 9,500円を回復すると、その後は戻り売り圧力も強く、昨日の終値を一時割り込むなど方向感の乏しい展開となった。 昨日、年初来安値を更新しつつも、下値の堅さを示していただけに、更に売り込む流れにはならなかったが、欧州をはじめ外部要因に不透明感が強く、前場は主力株を中心に上値の重たさを感じた。 今晩のECB(欧州中央銀行)理事会で欧州財務問題に対する改善策が出てくるとの思惑が広がり、対ユーロは円安(1ユーロ=109円台後半)に動き始めたことから、後場に入ると再び上げ幅を広げ、前場の高値を上抜けしていった。 明日の先物・オプションSQ(特別清算指数)を控え、途中小緩む場面も見られたが、買戻しの流れが続いた。 個別では、原油価格高を受けて鉱業・石油の戻りが目立ち、工作機械需要の拡大期待からファナックをはじめ機械セクターの一角が指数を押し上げたほか、幅広く買戻しが入った結果、値上がりは31業種、967銘柄だった。 一方、メキシコ湾原油流出事故の影響で三井物産が大きく値を下げ、また、小売や電気・ガスなど内需の一角が小安く、値下がりは542銘柄。 引けにかけ、1ユーロ=110円台へと更に円安に動いたことから、もう一段上値を切り上げ、本日の高値水準で大引けを迎えた。 出来高は16億8000万株、売買代金は1兆2000億円で、薄商いの中の戻りとなった。 指数の日足は、日経が先読みに反して3日足がピンクに転換し、先読みもピンクになったのに対して、TOPIXは、オールブルー・明日の先読みもブルーと分かれた。
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