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増田足 チャート分析ソフト【 2010-6-8 増田足 概要夕刊】 『小幅に高安まちまち。日経平均は小戻し、TOPIXは小幅に続落。』 日経平均は17円高の9,537円で引けた。(TOPIXは1ポイント安の858ポイント) 引き続き欧州財政不安を嫌気して、米国株が大幅に続落していたため、東京の寄り付きも先物や主力株を中心に売り先行、9,500円をあっさり割り込んでのスタートとなった。 5月25日に付けた年初来安値(9,459円)を下回る場面もあったが、ユーロ安が一服し円安気味に動いたことから、売り一巡後は、輸出関連などに買戻しが入り、下げ幅を縮小させていった。 年金など国内機関投資家の買い観測も聞かれ、下値の堅さが意識がされると打診買いなどで、10時過ぎにプラスに転じた。 昼間のバスケット取引きは、やや買い決め優勢と伝わり(338億円成立)、アジア株の堅調推移も安心感を誘い、後場に入ると更に上げ幅を広げる場面も見られた。 菅・新内閣の顔ぶれが発表されたが、大方予想通りだったこともあり、ご祝儀的な相場への効果はなく、その後は、手掛かり材料難から戻り待ちの売りも散発的に出て、次第に方向感の乏しい展開となった。 個別では、情報・通信、サービス、電気・ガス、小売など内需関連が総じて堅調で、値上がりは769銘柄。 一方、メガバンク・証券・保険(金融関連)が指数の足かせとなったほか、鉄鋼・海運・非鉄(市況関連)が小安く、精密・自動車(輸出関連)は伸び悩み、値下がりは748銘柄と値上がり銘柄とほぼ等しい。 引けにかけては、昨日の終値近辺で膠着感を強めたまま、大引けを迎えた。 出来高は18億株、売買代金は1兆2000億円で、昨日に比べやや減少傾向。 指数の日足は、日経・TOPIXともに、オールブルー・明日の先読みもブルーと、戻りのエネルギーは表れていない。
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